お酒を飲むと、体内で成分の吸収と分解が段階的におこなわれます。
胃腸で吸収されたアルコールはまず、肝臓でアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸と水に分解されます。酢酸と水は無害ですが、分解途中のアセトアルデヒドには毒性があります。
二日酔いやアルコールによる不快感は多量のアルコール摂取により、肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒドが血液中に流れ出すことによって引き起こされます。
血液中のアセトアルデヒドの濃度をうすめるには水分補給が大切です。
また、アルコールには利尿作用があり、体内の水分を排出してしまうため脱水症状を起こしやすくなります。脱水対策としても、水分補給が有効となります。
特にお茶や緑茶はカフェインなどの成分が二日酔いの不快感を緩和する作用があるので、最適な飲み物です。
ただし、コーヒーや紅茶はカフェインを含みますが、利尿作用が強いので、水や緑茶を飲むようにしましょう。