皮下脂肪が脂肪を『蓄積』するのとは違い、内臓脂肪は生理活性物質などの分泌機能が高く、形成されやすく、分解されやすい特徴を持っています。
したがって、食事を改善すれば、効果が出やすいといわれています。
体脂肪が過剰につく原因は、おもにエネルギー過多と運動不足です。体脂肪を減らすには、摂取エネルギーを適量にすることが、第一です。
適量のカロリーは生活習慣病予防の記事で紹介しています。
とくに注意したいのが脂質のとりすぎ、炭水化物やタンパク質に比べて2倍以上のエネルギー量を生むため、1日の総摂取エネルギーの20~30%にするのが目標です。
魚や肉は低脂肪の種類や部位を選び、調理に使う油脂は、バターやマヨネーズも含めて1日大さじ1〜2杯にとどめましょう。
また、朝食をしっかりとって、夕食を軽めにする習慣をつけることも大切です。
最近の研究によると、朝食をとる人は内臓脂肪の割合が少ない傾向にあることがわかっています。
食事は毎日大だいたい同じ時間に規則正しく、食べて体重の変化をチェックするようにしましょう。
食事の他に適度な運動を組み合わせる事も大切です。1日30分、一駅手前から歩くなど軽めの運動を日々の生活にとりいれましょう。