血圧の上昇を抑えるには、食事全体を見直し、適度な運動組み合わせ、アルコール飲料やタバコなどの嗜好品を制限する必要があります。
まずは栄養素の偏りをなくし、バランスのとれた食事を心がけます。
最近の食生活では塩分や糖分を多くとってしまいがちです。
朝、昼、夕、の食事の中に1日に必要な栄養素を配分して、特に果物や野菜が不足しないように注意します。
また、統計上肥満の人に高血圧が多いことがわかっています。
自分の適正体重をして、正しい食事でゆっくりと減量することが血圧の正常維持につながります。
また、塩分を減らすことも血圧降下に効果があります。
塩分を摂りすぎると血管の中の水分量を減らすことになり、それが血圧の上昇につながります。
現代の日本人の食塩摂取量は成人平均で1日男性10.9グラム、女性9.2グラムです。
明日高血圧対策のためには、1日6グラム以下を目標に食事を組み立ててみましょう。
味噌や醤油などの調味料はなるべく控え、だしや香辛料、香味野菜などを利用し、薄味に慣れることが大切です。
また、アルコールは血管を広げたり、ストレス解消したりする効果があるので、適量(純アルコール量で男性なら1日20グラムから30グラム)の接種なら問題ありません。
ただしつまみなどで塩分を摂りすぎないように注意が必要です。
なお、喫煙は血管を収縮させ、狭心症などの原因にもなるので禁煙するようにしましょう。