皮下脂肪が脂肪を『蓄積』するのとは違い、内臓脂肪は生理活性物質などの分泌機能が高く、形成されやすく、分解されやすい特徴を持っています。
したがって、食事を改善すれば、効果が出やすいといわれています。
体脂肪が過剰につく原因は、おもにエネルギー過多と運動不足です。体脂肪を減らすには、摂取エネルギーを適量にすることが、第一です。
適量のカロリーは生活習慣病予防の記事で紹介しています。
摂取エネルギーが不足するとタンパク質がエネルギー源として使われ、その結果窒素化合物を排出し、腎臓に負担をかけます。
そのため腎臓病の食事療法では、体タンパク質高エネルギーの医療用食品が用いられます。
腎機能が低下すると尿の濾過量が減り水分やカリウム、リンが排出されにくくなります。
その結果、むくみや高カリウム結晶を起こしやすくなってしまうので制限が必要です。
逆にカリウムの補給が必要な病態もあります。専門医の指示に従って食事療法を続けましょう。