栄養学の観点からできる疲労・だるさ対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。

『疲労・だるさ』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。

あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。

最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。疲労やだるさを予防する食べ物と疲労・だるさの対策で薬いらずの体をつくりましょう。

十分なビタミン、ミネラルで全身のエネルギー代謝の活性化を。

疲労・だるさを悪化させない栄養学の基礎知識

  1. 基本は栄養補給
  2. ビタミン、ミネラルを十分に
  3. 疲労回復にはビタミンB1を
  4. 一時的な症状には甘いものを

疲労・だるさから体調を回復させる方法は?

主食・主菜・副菜そろった食事でエネルギー補給

Idea

疲れやすい、だるい、集中力低下などは似たような症状ですが、朝食を抜いたり、主食・主菜・副菜がそろわない夕食だったりすると、基礎代謝や身体活動に必要なエネルギーが不足し、このような不調につながることがあります。

また、疲れやだるさはB1などのビタミンやミネラル不足、貧血などが原因であることが多いです。

食事でエネルギー源はとっているものの上手く循環させるためのサポート栄養素のビタミンやミネラル不足で、エネルギーとして全身の細胞に供給されていない場合もあります。

いずれにしてもバランスの取れた食事の積み重ねが大切です。一時的な疲労やだるさには、甘いものを食べて血糖値をあげるのも効果的です。

疲労回復に不可欠なビタミンB1で乳酸を分解

ヘルスケア

エネルギーが消費された結果、筋肉中にたまった疲労物質の乳酸を分解する栄養の補給が大切です。

胚芽や豚肉に多く含まれるビタミンB1には、この乳酸を分解する作用があります。ニンニクなどに含まれるアリシンと一緒にとると、吸収力がアップし、疲労回復の効果が高まります。

レモンや梅干し、酢酸などに含まれるクエン酸にも乳酸を分解し、疲労回復する効果があります。

また肉体的な疲労には、バランスの取れた食事とともにたっぷりの睡眠・休養をとることが有効で、精神的な疲労には、軽く体を動かしたり、趣味や旅行で気分転換をするのが効果的です。

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疲労・だるさに効く食べ物選びのポイント

主食や主菜だけでなく、副菜や果物にもビタミン、ミネラルが豊富な食材を上手に組み合わせましょう。

大根

疲労・だるさの時に主食は何がいいか?

胚芽つき穀類

胚芽精米のご飯、全粒粉のパン、そばなど、ビタミンB1の多い胚芽つきの穀類を活用しましょう。

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疲労・だるさの時に主菜は何がいいか?

豚肉、レバー、卵

ビタミンB1とともにタンパク質も豊富な豚肉やレバー、うなぎやカキ、卵など

疲労・だるさの時に副菜は何がいいか?

山の芋やオクラ

疲労回復に有効なムチンを多く含むやまのいもやオクラ、アリシンの多いニンニク、にら、玉ねぎ

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疲労・だるさの時に良いその他の食べ物は?

柑橘類や食酢

クエン酸が豊富なレモンやグレープフルーツ、いちご、梅干し、食酢などを取り入れて

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