高血糖や糖尿病は、自覚症状が少ないからといって、生活習慣の改善をしないでいると、致死率の高いさまざまな合併症を引き起こしてしまいます。
自分の適正な摂取エネルギーを把握して食生活を改善することが最大の予防につながります。
自分の基準体重に、基礎代謝と身体活動レベルから1kg当たりに必要なエネルギーをかけた数字が1日に必要なエネルギー量です。
エネルギー量に関しての表はこの記事で紹介しています。
自分の基礎代謝エネルギー量の範囲で主食・主菜・副菜をそろえ、栄養バランスよくとることが大切です。
高血糖や糖尿病の人は、飽和脂肪酸を多く含んだ動物性脂肪のとりすぎに注意します。
肉料理は週に2〜3回にコントロールしましょう。また野菜は食事の初めに毎食必ずとりあるようにします。
とくにキノコなどの食物繊維を多く含む食品は、血糖値の上昇をゆるやかにしたり、血中コレステロール値の上昇を抑える働きがあります。
また、低エネルギーで食べ応えがあるので、食べすぎも防ぐことができます。
外食はエネルギー過多になりがちなので、できるだけ避けて自炊しましょう。やむを得ず外食する場合は、揚げ物などが入っていない主食・主菜・副菜のそろった和定食を選び、ご飯の量を半分にするなどして総カロリーを調節します。