栄養学の観点からできる痩せすぎ対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『痩せすぎ』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。痩せすぎを予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
基礎代謝や身体活動にあったエネルギー量と栄養バランスをとる
痩せすぎを悪化させない栄養学の基礎知識
- 多めの朝ごはんと1日3食とる
- 主食・主菜・副菜をそろえる
- 主食の量は茶碗1杯以上とる
- 牛乳・乳製品と果物を毎日とる
痩せすぎから体調を回復させる方法は?
『痩せてる』状態は危険。健康第一の体重管理が大切です。
病気やストレスなど何らかの理由でエネルギー摂取量が減少したり、栄養の吸収に障害が起こったりして、体重が減少する状態は要注意です。
摂取エネルギー不足が原因の場合は、食事量を自分の基礎代謝や身体活動レベルに合わせて、増やす必要があります。
BMIは以下のように計算します。
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
体重60kgで175cmなら、60÷{1.75×1.75}=19.5です。この数値が18.5未満なら『痩せすぎ』です。
1日の摂取エネルギー量は(身体活動量が普通の場合)20から40歳代の男性で約2650キロカロリー、女性で約2000キロカロリーが目安となります。
食欲促進のために工夫してとにかく量を食べる
1日の摂取エネルギーが不足する原因は、『痩せたい願望』によるダイエットや、食べたいのに食べれないことが原因です。
過度なダイエットによる『痩せ』は、肥満と同じように、感染症、骨粗しょう症、月経不順などの多くの病気リスクをともないます。
ダイエットは健康維持のためにおこなう原則をおろそかにしてはいけません。また痩せすぎている場合は、健康的に体重を増やす必要があります。
食欲不振、食が細い、などの理由で摂取エネルギー不足になる場合は、食欲を増進させるために、味付けに変化をつけたり、薬味、香辛料、酢やレモンなどの酸味を利用すると良いでしょう。
痩せすぎに効く食べ物選びのポイント
栄養バランスを第一に考えて、両輪少なくても、主食・主菜・副菜・その他の4つの料理が揃うようにすることが大切です。
痩せすぎの時に主食は何がいいか?
白米やうどん、パンが最適
ビタミンB1・Eは豊富な胚芽精米のご飯やおかゆ、喉ごしの良いうどんなどがおすすめです。
日本人にはどんなおかずとも相性の良いごはんや、食事の摂取量を増加させるグルテンペプチドが豊富なパンなどが良いでしょう。
痩せすぎの時に主菜は何がいいか?
食欲をそそる肉や魚
脂の乗った旬の魚介類や香ばしい焼き肉料理などに、香味野菜やスパイス、薬味や付け合わせウィ用意して食べましょう。
痩せすぎの時に副菜は何がいいか?
旬の野菜
新鮮なグリーンアスパラガスなどの旬の野菜をとりいれましょう。サラダにはマヨネーズやドレッシングをかけて味に深みを持たせるのが良いでしょう。
痩せすぎの時に良いその他の食べ物は?
乳製品や果物
牛乳やヨーグルト、チーズ、季節の果物などは、有効な栄養成分が多く含まれるのでデザート感覚で食事を楽しめるのでおすすめです。