栄養学の観点からできる低血圧・血行促進対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『低血圧・血行促進』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。低血圧・血行促進を予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
低血圧は体積が原因。十分な栄養俸給で体力作りと血行促進を
低血圧・血行促進を悪化させない栄養学の基礎知識
- 規則正しい食生活を
- ビタミンEをたっぷりと
- 栄養と運動で体力づくり
- 早寝早起きを心がける
低血圧・血行促進から体調を回復させる方法は?
低血圧にはまず体力づくり、血行促進の成分も十分にとる
低血圧とは、血圧が正常値よりも低く、血液を循環させて十分な栄養や酸素を全身に送ることができない状態をいいます。
低血圧を解消するには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素をしっかり補給し、体力をつけ、血行をよくして血圧を上昇させることが重要です。
立ちくらみなどの不快な症状を緩和するためにも、日ごろから軽めの運動を行って体力をつけておくことが一番です。
また体へ栄養を送るためにも、朝・昼・夕の3食をきちんととるようにします。
低血圧の人は朝が弱い傾向にありますが、早寝早起きを心がけ、必ず朝食をとって、規則正しい生活を送るようにしましょう。
血行を促進する食事と運動・入浴で症状を改善
末端の血管まで血液が流れない原因としては、血液の流れが鈍い低血圧のほかにも、血液が流れにくくなる動脈硬化などがあります。
アーモンドなどに多く含まれるビタミンEには血管壁にこびりついた過酸化酸素を分解し、血行を促進する効果があります。
青背魚に含まれるEPAやDHAは、白血球や血管を柔らかくして、血液をサラサラにします。血管の柔軟性と血液の流動性は、健康維持にとても大切です。
ナイアシンやビタミンB1、フラボノイド、アリシンなども血行促進に効果的です。
適度な運動で筋力をつけることで、血液の循環を改善したり、入浴で血行を促進することも大切です。
低血圧・血行促進に効く食べ物選びのポイント
良質のタンパク質とビタミン、ミネラルを組み合わせたバランス食が低血圧予防の基本です。
1日3食しっかりと食べましょう。
低血圧・血行促進の時に主食は何がいいか?
パンやシリアル
玄米や胚芽精米のごはん、小麦胚芽のパンやシリアル、ナイアシンが豊富なそばを主食にしましょう。
低血圧・血行促進の時に主菜は何がいいか?
納豆や肉、青背魚
タンパク質が豊富な納豆や豆腐などの大豆製品、卵、イワシやサバなどの青背魚やホタテ貝柱など
低血圧・血行促進の時に副菜は何がいいか?
野菜や海藻、きのこ
ほうれん草やカボチャなどの緑黄色野菜、こんにゃくや玉ねぎなどの香味野菜、海藻やきのこなど
低血圧・血行促進の時に良いその他の食べ物は?
種実類や果物がおすすめ
ビタミンEが豊富なアーモンドなどの種実類や、フラボノイドを含む緑茶、かんきつ類などが良いでしょう