栄養学の観点からできるがんの対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。

『がん』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。

あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。

最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。がんを予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。

がん予防の三本柱は禁煙、運動習慣、栄養バランスの良い食生活

がんを悪化させない栄養学の基礎知識

  1. 栄養バランスのとれた食事を
  2. 高い塩分や熱い飲食物は最小限に
  3. 動物性脂肪を取りすぎない
  4. 野菜や果物を毎日豊富にとる

がん予防の食事方法は?

可能性があれば信じようがんの予防効果

Idea

消化器がんも、その他のがんも同様にいつどの部位に発症するか予知できません。
できればがんを始めとするあらゆる生活習慣病にかからないよう食事対策を万全に整えておくことが理想です。

がんの原因の35%は食生活、30%は喫煙にあるとされています。

消化器がんも含め発がんリスクを減らすためには、まず何より快適で栄養バランスの良い食習慣が大切です。これを維持することで免疫力を高め標準体重をキープし、楽しい食事でストレスの解消を図りましょう。

がん予防に良いとされる栄養素をサプリメントからでなく、普通の食事からとることが重要です。食事なら過剰摂取による健康障害も、心配無用のです。

また自然界で育った食品にはいろいろな成分が含まれているため今は研究されていなくてわからないような、がん予防に効果のある成分が入っている可能性があるからです。

がんの発症に関わる要因として確実なものには肥満、アルコール飲料の飲み過ぎ、運動不足、タバコ、塩分、熱い飲食物が挙げられます。

がんの抑制に関して可能性ありなのは野菜と果物です。

国立がんセンターがん予防・検診研究センターではこれらの科学的根拠に基づきさらに日本人の実情を加味しながら、次のようにがん予防法をまとめています。

すぐに出来るがん予防方法

ヘルスケア
  • 喫煙
    タバコを吸わない。他人のタバコの煙をできるだけ避ける。
  • 飲酒
    節度も、飲酒する。
  • 食事
    偏らずバランスよくとる。
    ☆塩蔵品食品の摂取は最小限にする。
    ☆野菜や果物の不足状態にならない。
    ☆加工肉、赤肉(牛、豚、羊)は取りすぎないようにする。
    ☆飲食物は暑い状態で取らない。
  • 身体活動
    日常生活を活動的に過ごす。運動習慣を維持する。
  • 体重
    成人期の体重を適正な範囲に維持する(太りすぎない、痩せすぎない)。
  • 感染
    肝炎ウィルス感染の有無を知り、感染している場合はその治療の措置をとる。
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がん予防の食べ物選びのポイント

大根

がん予防の主食

栄養素の宝庫である繊維成分が残った穀類

白米や食パンより、玄米や胚芽生米、米粒麦(食べやすく加工した大麦)を20から30%混ぜて炊いたご飯、全粒粉のパンなど。

職種生活習慣病の予防にも役立ちます。
玄米ご飯には食物繊維がたっぷり含まれます

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がん予防の主菜

魚介、肉、卵、大豆製品をバランスよく

肉類は、食べ過ぎると動物性脂肪やエネルギー過剰になりやすいので、肥満や脂質異常症につながります。


肉に偏らず魚介、卵、大豆製品など適量を守って取りましょう。
子宮がん予防に良いイソフラボンを多く含む大豆製品

がん予防の副菜

色、香りなどバラエティに富んだ野菜料理

緑黄色野菜だけなく、淡色野菜にもがんを防ぐ成分が含まれています。

栄養その他、色素や香り成分にも強い抗酸化作用のある有効成分などが含まれています。
野菜には抗酸化成分が多く、抗ガン作用が期待できる。

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がん予防のその他の食べ物

牛乳、乳製品、果実を食事や間食で

果実はがん予防に役立つとされるビタミン類や食物繊維、その他の機能性成分の貴重な供給源。

生で食べられるので、調理損失も少なくて効率よく取れます。
牛乳を毎日飲むなら低脂肪の製品に変更しましょう!

定期的な運動と禁煙が効果的

太っている人のほとんどががんの発症率が高いと言う研究結果があります。

運動の健康効果は、肥満予防だけでなく、便秘解消による発癌物質の排除、乳がんに関係するエストロゲンの過剰摂取の抑制、心肺機能を高め、肺がんに関わる汚染された空気の排出等、がん細胞を育てる物質を抑制します。

また、タバコをすわない運動する人の死亡率を1とすると、タバコを吸って運動する人は2.5倍、タバコを吸って運動しない人は、5倍の発症率という報告結果もあります。

定期的な運動習慣と禁煙でがんを予防しましょう。

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