栄養学の観点からできるタバコによる健康被害の対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『喫煙や副流煙』タバコによる健康を害する不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。タバコの害を予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
百害あって一利なし。禁煙が無理なら、喫煙で激しく消耗するビタミンの補給を
タバコの害を悪化させない栄養学の基礎知識
- ビタミンCを十分に補給
- がんを防ぐ栄養のある食品をたっぷりと
- 禁煙補助剤を利用するのも有効
- 喫煙中は周囲の煙の配慮を
タバコの害から体調を回復させる方法は?
禁煙を心がける。無理なら抗酸化ビタミンの補給を
タバコの研究では、タバコを一本吸うと、約25mgのビタミンCが消費されるといわれています。
また、タバコの煙には活性酸素やフリーラジカルが含まれていて、タバコの煙によって肺が酸化するのを防ごうと、体内の抗酸化作用のある成分のβ-カロテン、ビタミンCやビタミンEなどが大量に消費されてしまいます。
肺がんや心臓病、脳卒中などの原因ともなるタバコは百害あって一利なし。
強い意志を持って禁煙することが理想ですが、どうしても禁煙が無理ならば、吸わない人よりも積極的にビタミンCやβ-カロテン、ビタミンEなどの栄養素を体内に取り入れることが重要です。
タバコの喫煙による健康被害は、ゆっくりとした自殺かつ、周囲の人間の殺害ともいえる重大な影響をおよぼすので、なるべく禁煙をしましょう。
薬物依存と心理的依存が大きな原因
タバコ依存症はニコチンによる薬物依存と、心理的な依存が原因となっています。
そのため急に禁煙すると、イライラなどの禁断症状があらわれます。
吸いたくなったらガムやアメを舐めたり、歯を磨いたりして気を紛らわせると良いでしょう。
自力での禁煙が厳しい場合は、ニコチンパッチなどの代替え療法を利用するのも手です。
私も学生の頃は喫煙者で、数年ほど禁煙と喫煙を繰り返していましたが、タバコは死ぬまで吸わないと決めてからは、現在も禁煙中です。
禁煙開始をして初めの禁断症状が一番強く、禁煙期間が3日を過ぎるときに身体的な薬物依存のピークがあり、その後は死ぬまで精神的な依存との戦いとなります。
タバコを吸いたくなる欲求を1度、克服するたびに、次回の欲求は少しだけ軽くなっていきますので、タバコの喫煙は害しかないので、やめた方がいいです。
いずれ海外と同じく日本でも大麻が解禁されたら、わざわざタバコなんか吸う人は少なくなりそうですが、残念ながらまだ解禁されていないので、なんとか努力で禁煙しましょう。
タバコは自分だけでなく、周囲の人の健康もおびやかします。タバコの副流煙にはニコチンやタールなどの発ガン成分が喫煙者の吸う煙の数倍も多く含まれているのです。
自分の大切な家族、友人が喫煙者の煙によって、老化や死のリスクが吸うたびに増えるのだと、しっかりと自覚し、禁煙することが重要です。
タバコの害に効く食べ物選びのポイント
ビタミンC・ビタミンEを多く含む抗酸化作用のある食材を積極的にとりましょう。
ビタミンCが豊富な果物はたっぷりとりましょう。
タバコの害の時に主食は何がいいか?
玄米や麦ごはん
がん抑制効果なら、玄米や大麦(食べやすい、市販の米粒麦など)、10割、8割そばが良いでしょう。
タバコの害の時に主菜は何がいいか?
納豆や豆腐
がん抑制効果が期待される大豆製品の豆腐、納豆のほか、血圧を下げる青背魚など
タバコの害の時に副菜は何がいいか?
緑黄色野菜
抗酸化作用のあるにんじんやトマト、カボチャ、ブロッコリーの他、セロリやカリフラワー
タバコの害の時に良いその他の食べ物は?
かんきつ類やしょうが
β-カロテン、ビタミンCが多いかんきつ類や、イチゴ、しょうが、ウコンなど