栄養学の観点からできる心臓病の対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『心臓病』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。心臓病を予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
虚血性の心臓病は食事を中心とする生活習慣の改善で予防できます。
心臓病を悪化させない栄養学の基礎知識
- 適正エネルギーで肥満を防ぐ
- 塩分を控える
- 食物繊維、抗酸化成分の多い食品を取る
- 規則正しい食事、生活を心がける。
心臓病を予防する方法は?
一概に心臓病といってもその種類は様々です
心臓病には多くの種類がありますが、食事を中心とする生活習慣 の乱れが発症に大きく関係しているのは、「 虚血性心疾患」 総称される狭心症や心筋梗塞などがあります。
狭心症は、一時的に心筋が酸欠状態になったとき胸が締め付けられるように痛いものです。
心筋梗塞は心筋が窒息死してしまう状態で激しい胸痛が続き長く続きます。
どちらも動脈硬化などが原因で血液の流れが悪くなった場合に、発症のリスクが高まります。
発症のリスクを高めないためにも動脈硬化予防や生活習慣の改善が大切です。
生活習慣病の予防は 心臓病の予防につながっています
適量のカロリーは生活習慣病予防の記事で紹介しています。
食事は毎日大だいたい同じ時間に規則正しく、食べて体重の変化をチェックするようにしましょう。
食事の他に適度な運動を組み合わせる事も大切です。1日30分、一駅手前から歩くなど軽めの運動を日々の生活にとりいれましょう。
虚血性心疾患の危険因子は、生活習慣病やメタボリックシンドロームなどです。
何よりも栄養バランスが取れていて、 摂取エネルギーが適正の食生活を送ることが大切です。
内臓脂肪型肥満があれば、食事をコントロールして改善することも必要です。
血圧が高めであれば、塩分を控えて1日6グラム以下にすることが理想的です。
また脂質異常症であれば、肉類など飽和脂肪酸を多く含む食品を控えて、 コレステロール摂取量を減らすなど、体が抱えている問題に合わせて食生活、運動生活 を改善していくことが大切です。
またコレステロールの吸収を妨げる食物繊維や、 血管の老化を防ぐ抗酸化成分の多い野菜、海藻類を 十分に摂取するように心がけましょう。
心臓病を予防する食べ物選びのポイント
心臓病を予防する主食
食物繊維を1度に多く取れる玄米や胚芽精米
胚芽部分に ビタミンやミネラルを含んだ胚芽精米や 食物繊維が豊富な玄米を主食に選びましょう。
心臓病を予防する主菜
魚や肉は赤身を選びましょう
カツオは戻りガツオより初ガツオの方が 油分が少ないです。
またマグロなら脂質の多いところは避けて赤身を選びましょう。 また肉もカルビよりロースやヒレで油分の少ない部位を選びましょう。
心臓病を予防する副菜
抗酸化ビタミンを意識して摂取しましょう
抗酸化成分や食物繊維が多い野菜を選びましょう。
野菜に多いカリウムは余分な塩分を体外に排出する働きがあります。
心臓病を予防するその他の食材
ごまは抗酸化作用、質の良い脂肪酸が摂取できます
ごまに含まれる多不飽和脂肪酸 の リノール酸やセサミンなどの抗酸化作用が動脈硬化を抑制します。
リバウンドを繰り返すヨーヨー現象
頑張って減らした内臓脂肪や皮下脂肪、ダイエット後に起こりがちなリバウンド現象。
もとの体重に戻ってしまうことで、減量とリバウンドを繰り返す「ヨーヨー現象」におちいると、回数を重ねるごとに減量が難しくなり、さらにリバウンドしやすい体に変化してしまいます。
これを防止するには、食事制限だけに頼る急な減量をしないことです。
栄養バランスのとれた食事と運動を習慣にすれば、時間はかかってもリバンドしにくい体作りができます。辛抱強くゆっくり減量することが、リバウンドしないダイエット方法です。