栄養学の観点からできる抜け毛対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『抜け毛、ハゲ、脱毛症』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。抜け毛、ハゲを予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
不足しがちなビタミン類を補給し、細胞の老化防止と、血行促進を目指す
抜け毛を悪化させない栄養学の基礎知識
- 良質タンパク質と各種ビタミンを
- 血行を良くする食品を
- 脂肪を取りすぎない
- いつも皮膚、毛穴を清潔に
抜け毛から体調を回復させる方法は?
内側からのケアで健康な体と髪をはぐくむ
抜け毛は毛の寿命による自然現象ですが、抜けすぎは少し心配です。頭皮の血行を良くして、毛根に栄養を与えるだけでは、単なる気休めにしかなりません。
毛髪はケラチンというタンパク質で毛細胞から構成されています。
ケラチンにはシスチンというアミノ酸が含まれており、シスチンを合成するにはタンパク質だけでなく、ともにビタミンB6の補給が必要です。
また、細胞の老化を防ぎ、血行を促進するビタミンAやビタミンB2、ストレスや紫外線による抜け毛を防ぐビタミンcなども不可欠です。
そして亜鉛やヨウ素は育毛を促進します。
清潔な頭皮と健康的な生活で抜け毛を予防する
脂質や炭水化物のとりすぎは皮脂を過剰に分泌させるので、フケや毛穴がつまり、抜け毛の原因となります。
栄養の吸収を阻害したり血行を悪くする過度の飲酒、喫煙は抜け毛を誘発させるので、控えましょう。過労やストレスも抜け毛を悪化させる原因となります。
予防には日頃のケアや生活習慣の改善が大切です。頭皮を不潔にしていると皮脂や汚れで毛穴がつまり、皮膚呼吸を阻害してしまいます。
血行を良くして、毛根に十分な栄養と酸素を供給するには、毎日洗髪し、頭皮を清潔に保つことが大切です。
またお風呂やサウナなど体を温めながら、頭皮を優しくマッサージするのも良いでしょう。
抜け毛に効く食べ物選びのポイント
昆布やわかめなど海藻類だけではなく、良質なタンパク質とビタミン、ミネラルをいろんな食品からバランスよく摂取することが大切です。
抜け毛の時に主食は何がいいか?
ごはんやパン
精白度の低い玄米、胚芽精米のごはんや、小麦胚芽、ライ麦のパン、全粒粉のパン、そばなどのタンパク質、ビタミンEなどの栄養素が豊富な食品にしましょう。
抜け毛の時に主菜は何がいいか?
低脂肪の肉や魚
脂身の少ない肉や魚、レバー、うなぎ、卵、チーズなど乳製品、タンパク質、亜鉛が豊富なカキなどをメインで食べると良いでしょう。
抜け毛の時に副菜は何がいいか?
緑黄色野菜や海藻
カボチャやニンジン、青菜などの緑黄色野菜や、黒豆などの豆類、こんぶやわかめなどの海藻類をとりいれましょう。
抜け毛の時に良いその他の食べ物は?
果物や種実類
ビタミンCや酵素を含むオレンジやグレープフルーツなどの果実、亜鉛の多いごま、良質の植物性オイルを含むアーモンドなど種実類が良いでしょう。