栄養学の観点からできる胆石対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『胆石発作』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。胆石発作を予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
脂肪やコレステロールの多い食品を控えて規則正しい食習慣が大切です
胆石発作を悪化させない栄養学の基礎知識
- 脂肪分を制限する
- コレステロールは控える
- 食前や食事に食物繊維をたっぷりと
- 規則正しい食習慣を
胆石発作から体調を回復させる方法は?
高脂肪の食品を避け胆石生成と発作を抑える
胆石は、胆のうや胆管の中にできる石で、肝臓から分泌される胆汁により生成されます。
近年もっとも多いのは胆のう内のコレステロール胆石で、食事の欧米化による脂肪摂取量の増加が感激していると考えられています。
一度できた胆石を食事で除去することは出来ないため、生成を予防し、胆石による腹痛などの発作を起こさないための食事を心がけることが重要です。
コレステロールのとりすぎは胆石を生成する原因となってしまいます。
また、脂肪を多めに摂取すると、胆のうの収縮が活発になり、発作を起こしやすくなってしまうので、どちらも注意が必要です。
食物繊維をしっかりとってコレステロールを下げる
食物繊維にはコレステロールの排泄を促す働きがあり、胆石発作を誘発する便秘の解消にも効果があります。
ごぼうやれんこんなどの根菜類や切り干し大根、加熱することでたっぷり食べられる白菜などの野菜類、玄米などで食物繊維を積極的に摂取するようにしましょう。
脂質の制限で不足しがちな脂溶性ビタミンを補い、まだコレステロールの分解に関わるビタミンCも必要とされるため、野菜や、いも類、果物をしっかりとることも大切です。
また暴飲暴食や不規則な食事をしていると、胆のうの収縮リズムが崩れてしますので、胆石による発作を起こしやすくなります。
胆石発作に効く食べ物選びのポイント
コレステロールや脂質の少ない魚や肉を、煮る・蒸すなど油を利用しない調理方法でとりましょう。
水溶性で体内から失われやすいビタミンCや食物繊維を野菜や果物からたっぷりと補給しましょう。
胆石発作の時に主食は何がいいか?
玄米やシリアル
玄米や胚芽精米、コーンフレーク、オートミールなどを利用して食物繊維を積極的に摂取しましょう。
胆石発作の時に主菜は何がいいか?
脂肪分の少ない魚や肉
栄養価の高い卵や、低脂肪高タンパクの白身魚、鳥ささみなどを消化の良い調理法で食べましょう。
脂肪分の少ない魚や肉をとり、鶏肉は皮を外して、コレステロールの多いウニや魚卵は控えましょう。
胆石発作の時に副菜は何がいいか?
野菜を食べやすく調理
体を温めるネギやしょうが、カロテンやビタミンCが豊富なほうれん草やトマトなどを食べやすく調理しましょう。
食物繊維が豊富な野菜や、海藻をとり、繊維がやわらかく、加熱するとたくさん食べられる白菜は特におすすめです。
胆石発作の時に良いその他の食べ物は?
果実やジュースがおすすめ
胆汁酸の合成を促すビタミンCが豊富な、キウイフルーツやオレンジなどの果物や野菜ジュースを