栄養学の観点からできる日焼け対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『日焼け』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。日焼けを予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
紫外線から身を守る植物自身の命綱。抗酸化パワーを活用しましょう
日焼けを悪化させない栄養学の基礎知識
- ビタミンCやビタミンEを十分に
- コラーゲン食材もたっぷりと
- 傷んだ肌には水分を
- 日頃から紫外線対策を
日焼けから体調を回復させる方法は?
紫外線や活性酸素の害には抗酸化成分で対処する
紫外線を浴びると、体内に活性酸素が発生し、皮膚細胞を酸化させてしまいます。
活性酸素はシミやシワの原因となるだけでなく、皮膚がんを引き起こす要因にもなります。目にも悪影響を及ぼし、粘膜を傷つけたり、粘膜を傷つけたり、白内障を発症させたりすることもあります。
紫外線の害を防ぐには、皮膚の健康や粘膜を保護するビタミンB2(豚レバー、牛乳、卵、イワシ、うなぎなど)ビタミンC・E、カロテン(緑黄色野菜に多くビタミンCとともにとると効果が高まる)、鉄、葉酸などの抗酸化作用のある栄養素をとることが重要です。
ポリフェノールやリコペンも活性酸素除去に効果絶大
植物の色素やアクの成分であるポリフェノール(緑茶に多いカテキンやごまに多いセサミノールなど)、カテロイド(トマトに多いリコペン、緑黄色野菜に多いβ-カロテンやルテイン)にも、紫外線や活性酸素を除去する効果があります。
またこれら以外にも、鳥手羽先などに含まれていて、肌に潤いやハリを与えるコラーゲンを補給することも効果的です。
食事の他にも、紫外線の多い昼間は出歩かない、サンスクリーン剤をこまめに塗る、帽子やサングラスを身につけ日傘を持ち歩くなど、食事だけでなく日頃から日焼け対策をすることが大切です。
日焼けに効く食べ物選びのポイント
肉や魚のゼラチン質にはコラーゲンが含まれています。コラーゲンは体内で分解され、肌のハリや潤いを保ちます。
緑黄色野菜などと組み合わせてたっぷりと取りましょう。
日焼けの時に主食は何がいいか?
胚芽つきの穀類
ビタミンB1・Eが豊富な胚芽精米のご飯や、全粒粉のパンや玄米などがおすすめです。
日焼けの時に主菜は何がいいか?
鶏手羽、レバーや魚のカレイなど
コラーゲンが豊富な鶏手羽や砂肝、カレイ。鉄分や葉酸が豊富なレバーや大豆、肉類、卵など
日焼けの時に副菜は何がいいか?
緑黄色野菜やいも
ブロッコリー、小松菜などの野菜やいも、赤、緑、黄色など野菜の色素成分には抗酸化作用のある栄養素が豊富です。
日焼けの時に良いその他の食べ物は?
イチゴやキウイ
ビタミンCが豊富なイチゴやキウイフルーツ、かんきつ類の果物とポリフェノールを含むブルーベリーやブドウが日焼け対策にはおすすめです。