栄養学の観点からできるストレス・イライラ・不眠対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『ストレス・イライラ・不眠』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。ストレス・イライラ・不眠を予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
体にはビタミン、ミネラルなどの補給、心には気分転換が大事です。
ストレス・イライラ・不眠を悪化させない栄養学の基礎知識
- ストレスに対抗する栄養素を
- ビタミンミネラルを十分にとる
- 不眠には牛乳やハーブティーを
- 気分転換を大切に
ストレス・イライラ・不眠から体調を回復させる方法は?
バランスのとれた食事でストレスに強い体を作る
ストレスの原因には、人間関係やホルモンバランス、精神伝達物質の影響、心の問題などによる精神的なものと、環境や疲労、栄養や休養不足などによる肉体的なものの2タイプがあります。
ストレスの解消には気分転換と軽い運動、食事から抗ストレス作用のある栄養素の十分な摂取が役立ちます。
ストレス解消に効果のある栄養素としては、ストレスを感じた時に副腎皮質ホルモンと、ともに消費されてしまうタンパク質やビタミンC、ビタミンB群などがあります。
カルシウムやマグネシウムは不足してしまうと、神経を興奮させ、イライラの原因となります。
これらストレス対策の栄養素を普段から意識的に生活に取り入れるといいでしょう。
気持ちをゆったりさせ、ストレスに打ち勝つ力を
ストレスの予防や解消にはストレスに打ち勝つ精神状態と体の強さが大切です。
心を休め、ビタミンCやカルシウムなどの栄養素をしっかり補給することで、ストレスやイライラ、またストレスが原因の不眠を予防、解消できます。
スポーツや趣味など自分なりのリフレッシュ方法を見つけてみましょう。
また、イライラやストレスは体の疲労によっても引き起こされるため、十分な睡眠で体を休めることも肝心となります。
寝つきが悪いと感じた時は、寝る前にリラックス効果のあるカモミールやラベンダーなどのアロマやハーブティー、温めた牛乳を飲んで気持ちを落ち着かせると効果的です。
ストレス・イライラ・不眠に効く食べ物選びのポイント
ビタミンやカルシウムが豊富な食品を意識しましょう。
ハーブティーや温かい牛乳などリラックス効果、副交感神経を刺激する食品をうまく利用しましょう。
ストレス・イライラ・不眠の時に主食は何がいいか?
ごはんやそば
ビタミンB群やマグネシウムが豊富な玄米や胚芽精米ごはんや、小麦胚芽のパン、そばなど
ストレス・イライラ・不眠の時に主菜は何がいいか?
魚や大豆食品
タンパク質と、タンパク質の代謝に不可欠なビタミンB6の両方を多く含むカツオやマグロ、サケなどの赤身魚や大豆製品がおすすめです。
ストレス・イライラ・不眠の時に副菜は何がいいか?
野菜をたっぷりと
カルシウム、その他栄養素が豊富なモロヘイヤ、チンゲンサイ、小松菜、セロリ、枝豆、玉ねぎ、海藻食品が良いでしょう。
ストレス・イライラ・不眠の時に良いその他の食べ物は?
果実や牛乳がおすすめ
リラックス作用のあるアミノ酸やカルシウムを含む牛乳やヨーグルト、ビタミンCを多く含む果実が良いでしょう。