栄養学の観点からできる 食品アレルギーの対策や食事法を紹介!賢い食事で薬いらずの体をつくりましょう。
『 食品アレルギー』など体の不快な症状は、悪化するまで見て見ぬふりをしてしまいがちです。
あなたの体に備わっている、病原体に対する抵抗力や自然治癒力も栄養素のサポートなしには十分なパワーを発揮できません。心のトラブルと密接な関係をもつ自律神経の働きにも食生活や体内の環境は影響を及ぼします。
最高の体調を手に入れるには、その背景にある食生活の見直しが必要です。 食品アレルギーを予防する食べ物と対策で薬いらずの体をつくりましょう。
原因食品を見つけて制限しましょう。 栄養不足に注意して多種類の食品をとりましょう。
食品アレルギーを悪化させない栄養学の基礎知識
- アレルゲンを避ける
- 代替え食品で栄養不足をカバー
- 加工食品の見えない原料に注意しましょう
- 新鮮な旬の食品をとりましょう
食品アレルギーを改善する方法は?
原因の特定が先決。極端な食品の制限は控えましょう
食物アレルギーの原因となる食品(アレルゲン)牛乳、卵、大豆などが代表的で、このほか、米やそば、小麦、エビ、カニなど様々なものが考えられます。
アレルゲンとして 疑わしいからとなる食品を避けていると、必要な栄養素が不足してしまう恐れがあります。
症状が出たときは、アレルゲンを特定し、その上でその食品を食べないようにすることが重要です。
食物アレルギーは消化吸収の未熟な乳幼児に多く見られますが、成長するにつれて消化機能が発達し、タンパク質を細かい分子に分解出来るようになり、症状も出なくなってきます。
アレルゲンとなる食品を避けて代替え食品をしっかりとる事が大切です。
アレルゲンを除去した食事を取る場合、例えば卵が原因なら鶏肉、牛乳が原因なら牛肉と言うように、関連した食品にも注意が必要になってきます。
マヨネーズやアイスクリームなど、原因となる原料が含まれていそうな加工食品も表示を参考にしながら注意して、材料が不明なな食品は避けた方が賢明でしょう。
また、卵が原因なら、同じ食品群から豚肉や牛肉を代替品として選ぶなどタンパク質などの必要な栄養素が不足しないように工夫することも重要です。
食品は鮮度が落ちるとアレルゲンが増大するので、新鮮なものを選びましょう。
食品アレルギーを改善する食べ物選びのポイント
生の食品はアレルギー反応が起こりやすいので、しっかりと火を通してから食べましょう。
発症時は消化の良い調理法で食べ物を選びましょう。
食品アレルギーを改善する主食
消化の良いお粥を主食にしましょう
玄米ご飯の食物繊維は100gあたり1.4gと主食の中では豊富です。
一方、白米の栄養素はでんぷんがほとんどです。玄米が食べにく人は白米と混ぜて炊くのもおすすめです。
卵や牛乳が原因ならパンは避けましょう。
発症時は胃腸に負担の少ないお粥などを数回に分けて取りましょう。
食品アレルギーを改善する主菜
代替え食品を利用しましょう
卵アレルギーなら鶏肉、牛乳アレルギーなら牛肉を避けるようにしましょう。
同じ食品群から体外食品を利用してアレルゲンの摂取を控えましょう。
食品アレルギーを改善する副菜
野菜や海藻類を選んで食べましょう
かぼちゃなどの緑黄色野菜や、芋類、海藻類をたっぷりとって、ビタミン、ミネラルを補給しましょう。
食品アレルギーを改善するその他
単一原料の油
調理には調合油は避けて、単一原料のシソ油などを選びましょう。
味噌や醤油などにも注意しましょう。
リバウンドを繰り返すヨーヨー現象
頑張って減らした内臓脂肪や皮下脂肪、ダイエット後に起こりがちなリバウンド現象。
もとの体重に戻ってしまうことで、減量とリバウンドを繰り返す「ヨーヨー現象」におちいると、回数を重ねるごとに減量が難しくなり、さらにリバウンドしやすい体に変化してしまいます。
これを防止するには、食事制限だけに頼る急な減量をしないことです。
栄養バランスのとれた食事と運動を習慣にすれば、時間はかかってもリバンドしにくい体作りができます。辛抱強くゆっくり減量することが、リバウンドしないダイエット方法です。