最低限のリスクで資産を増やす方法
この記事で解決できる疑問
- 老後はいくら必要なのか?
- 普通預金が安全じゃないって本当?
- 外貨預金は銀行のカモになるのでやめた方がいい
- 今まで抱いていた投資のイメージを捨てた方がいい理由
- 投資信託ってあやしいんじゃないの?
- 買っても問題ない投資信託は何?
- 年金って本当にもらえるの?
- 65歳で定年退職して85歳まで生きたとしたら20年間でいくらかかるのか。
1年間で500万使うとしても、20年で1億円、、、そんなに貯金できない。
関連記事
前回の記事で安全に貯金をふやす方法を紹介しました。
2020/05/28の金利では0.3%なのでそんな低い金利が続いた場合、私たちの老後は少し寂しいですよね。
この金利を前回紹介した72の法則に当てはめると、500万を2倍の1000万にするだけでも「72÷0.3で240年」240年かかります。240年なんて生きれないですね。
なので今回も経済評論家や東大経済学部の教授に少しのリスクで貯金を増やす方法を徹底的に聞いてきました。
繰り返しとなりますが、お金の悩みは一生、終わらないのでせめて最低限のことだけは知っておく方がいいです。いろいろ知ったうえで、定期預金、保険、住宅ローン、資産運用などあなたの好きなものを選んでください。ただ知らなかったせいで貯めたお金を損してしまうのは悲しいですよね。
だから可能な限り、みなさまに疑問を残さないように紹介していきます
年金はもらえるのか?
もらえます。確かに、現在支給されている額よりも減ってしまう、支給される時期が遅れることも私たちは覚悟しなくてはいけないようです。しかも、年金だけじゃ最低限生活できるレベルだそうです。ですが、老後の私たち全員にプラス要素があります。
それは、歳をとると今よりも活動的では無くなる。だから、衣食住や交際費は少なくなる。つまり、今のままの生活レベルを維持する必要が、無くなるそうです。
確かに、歳をとると肉より魚が好きになって趣味に使うお金も減っていきそうですね。
それに企業努力や技術躍進で生活はどんどん便利になる。実際に今も服はファストファッションが流行り、PCや家電は、安くて良い物がたくさんあります。これは今後も続くのでより少ない費用で今の生活ができるようになります。
では「いくら老後は自分にいくら必要なんですか」
多めにみて老後30年を生きると仮定します。
もし、360万を貯金しておけば年金で生活できる最低限の暮らしに、1ヶ月あたりプラス1万円の生活ができます。なので720万を貯めておけば、月プラス2万の生活です。そう考えるとわかりやすです。
月にプラス10万くらい欲しいけどどうすればいい?
そうすると3600万か。これは個人向け国債だけでは厳しいです。でも他の投資は、普通預金や国債と違ってお金が減る可能性があって心配でした。
普通預金だって安全だとは言えない
投資はお金が減る可能性があるので「とりあえず普通預金で良いや」と考えていましたが、実は銀行預金にもリスクがあるそうです。銀行の保護対象は1000万円までなので1000万以上の貯金は銀行が潰れた場合どうなるかわからない。
しかも1000万以上のお金を預けない場合でも『円』の価値が下がる可能性があるそうです。
『円』の価値が下がる可能性とは
関連記事で日本が借金を返せなくなったら、お金を刷ると説明しました。新型コロナウィルスの影響でも日本はお金を印刷しています。実際に今政府ではインフレに向かわせる政策をとっています。お金の数が増えた分お金の価値が下がるのです。
戦後ドイツのハイパーインフレではパンが1兆マルクまで高騰しました。これは極端な例ですが、そこまではいかなくても2倍のインフレが起きた場合を考えてみましょう。
今は100円のジュースが日本がお金を刷ってインフレの状況では200円になる可能性がある。
これで危機感を感じない方はよほどの大富豪か、自分の貯金(円)が半分になることを理解できていないですね。
インフレするか?しないのか?
「日本円」がダメなら外貨預金ですか?
金融の先生方に確認しましたが、外貨預金は絶対にやらない方がいいそうです。預金の文字がつくので安全だと思って始める人がいるのだけれど、完全に銀行のカモだそうです。
ただのカモ、考える時間と金の無駄との回答でした。理由はこれから解説します。
外貨預金は銀行のカモになる!やめた方がいい
「どうして外貨預金はやっちゃいけないのか」まず、手数料が非常に高い。仮に120円だったら手数料は普通の銀行だと1ドルにつき1円だから1万ドル買ったら余計に1万円かかる。つまりドルを120万円分を買うのに121万円かかるということ。円に戻すときも同様に1ドルに1円のコストがかかる。
「そうだとしても外貨預金は金利がいいし、オーストラリアなんて1.5%でした。個人向け国債の5倍じゃないですか。」それでも外貨預金はやめた方がいい。詳細は難しいのですべて理解する必要はないですが、一応説明をします。
為替とは金融のプロ集団が「この通貨は金利がいいけど円高になりそうだからやめておこう」とか「円は金利が低いけど、円高になるから買っておこう」などと売り買いしている。
それで落ち着いたレートが1ドル120円とかの為替レート。
つまり「金利がいいか」、「為替が上がるか」をセットで考慮します。
ですが上がるか下がるかは買う前にはわからない。この辺は金融経済のプロでも難しくて多くの人が間違える。それを一般の人が相対的に円安か円高かわかるわけがない。
だから、とにかく外貨預金はやらない!
外貨預金は手数料が高い。しかも、金利が高くても低くても、どの通貨が上がるかはわからない。外貨預金は銀行が金融知識のない人から手数料を稼ぐためのもの。
今まで抱いていた投資のイメージを捨てた方がいい理由
では、初心者でもできる資産運用は何か。「株」だそうです。
ですが私、個人的に株は嫌でした。損しそうで、一日中チャート画面を見てお金のことを考える。しかも、それを他の仕事しながらなんて無理だ。そう思って話を聞いていたらどうやら違いました。
実際にやるべきなのは個人向け国債とこれから説明する投資信託だけでした。
それ以外のFXやREIT、金、先物もやらない。そうすればものすごく損することも
金融用語をたくさん覚えることも必要ないとのことです。
買うべき投資信託は今までのイメージとはかなり違う
- PCの前でずっとグラフを見るようなものではない。
- FXやREIT、金、先物もやらない
- デイトレーディングなんて特殊なゲームで素人には向かない
でも投資信託ってあやしいんじゃないの?
投資信託(ファンド)とは、「プロにお金を預けて自分の代わりに運用してもらうこと」です。
簡単に説明すると「株が詰め合わせ」になったものです。株に限定して話すと複数の会社の株が一つの袋に入っているそれを買うイメージだとわかりやすいです。
普通の株式投資→自分で株(会社)を決めて買う。
投資信託(株式)→投信運用会社に自分の代わりに運用してもらう。
投資信託でも保険でもマンションでも
売る側が熱心に売り込んでくる場合、100%売る側が儲かる場合です。
投資信託には5千種類ほどあり、そのうち99%は検討にも値しないゴミ商品です。ですが中にはいい投資信託もあります。
そもそも株は個人では値動きを常に確認はできないし、株の情報収集にも限界がる。だからそれをプロに任せる。投資信託にはそのメリットがあります。
また分散投資にもなります。
分散投資とは例えば、アップルの株が下落したとき、アップルだけを買っていたら思い切り影響を受ける。上の図のように袋の中には、複数の会社の株があります。それをいくつかまとめて買う事でどれかの株が下がった時に他の株があがる可能性があるので、全体で見ると、影響を減らせるというのが、基本的な分散投資のメリットです。
分散投資をしておけば大きく増やす可能性も減るが、大きく減らす可能性も減らすことができるので、私のように安全に運用したい人にあっています。海外投資も可能なので、円安、インフレ対策としても投資信託は理にかなっていると言えます。
投資信託で騙されることはないですか?
『投資信託の株の中身を入れ替えて、「減りました」と報告されたりしませんか?』
そんなことはありません。運用の内容は顧客に詳しく開示しなくてはいけないと法律で決まっています。また資産情報は証券会社や運用会社ではなく信託銀行という場所で保管されているので、ごまかしはできません。
投資信託を買って証券会社が潰れた場合は?
『信じて託した投資信託が「なくなりました」ってことはないんですか?』
投資信託は買ったところが潰れても、資産は信託銀行にあるので無くなることはない。実際に1997年に山一証券が廃業発表した際に顧客の資産は無事でした。
もし信託銀行が潰れたら?
信託銀行が管理だとしたらその信託銀行ってのが潰れたらどうなりますか?
信託銀行が潰れた場合でも、会社のお金と別で管理するよう法律で決められているから、信託銀行が潰れてとしても、不正がければ大丈夫です。なので投資信託というのは比較的安全に資産を保管できる方法だと言える。
まとめ
- 私たちの老後は生活水準が向上しているし、消費欲求も減る
- 最低30年生きるとして360万ためれば年金+1万円の暮らし
- インフレではお金の価値が下がる。定期預金も安心できない。
- 外貨預金は手数料高く、複雑なのでしてはいけない。
- 短期トレード、デイトレのような投資が全てではない
- 安全運用は個人向け国債、一部の株式投資信託のみをやる。
- 投資信託はプロが運用し手軽に分散投資ができ資産は比較的安全に保管される
長くなってしまったので、買うべき投資信託についてはこの記事で紹介します。
下の関連記事項目にもリンクしていますので参考ください。
ピンバック: 投資信託の選び方と人はなぜ投資するのか | Youneed
ピンバック: 生涯のお金の使い方 | Youneed