価値を落とさずに貯金するには

  この記事で解決できる疑問
  • 定期預金なんかよりマシな方法って何?
  • 正直な話、日本経済ってどのくらいやばいの
  • 銀行に行くと基本的に騙されるって本当?
  • 1万だけでも資産運用をすると勉強になる
  • 人類史上、最大の発明、複利ってなんですか?
  • 国債ってなんですか?
  • 賢く貯金を増やしたいけど投資信託とかは損する可能性や怖いイメージ
  • 高齢化社会で年金は少なそうだし、老人はお金を使わないし、若者は車を買わない
    そんな世の中で景気が良くなる気がしない
  • 近い将来インフレが起こる(100円のジュースが200円の価値になること)
    つまりインフレしたら500万貯金がある場合、今の価値の半分の実質250万の価値になる
  • 経済用語は難しくて嫌いだし、面倒な事はしたくない

今から紹介する内容は経済評論家や東大経済学部の教授などお金のプロに貯金の秘訣を徹底的に聞いてきました。

今回の記事でわかったのは世の中には知っているだけで得する事がかなりある事です。

しかも、自分が今まで放置していたお金の悩みは、そんなに難しいことではなかったのが驚きです。

お金の悩みは一生、終わらないのでせめて最低限のことだけは知っておく方がいいです。

いろいろ知ったうえで、定期預金、保険、住宅ローン、資産運用などあなたの好きなものを選んでください。でも、知識がないせいで貯めたお金を損してしまうのは悲しいですよね。

だから可能な限り、みなさまに疑問を残さないように紹介していきます

定期預金よりはマシな方法

頑張って稼いだお金を運用して老後にそなえたいけど、銀行に預けても利息はほんの少しなのにATM手数料は高い。何かいい方法はないか。

その答えは『個人向け国債』を買います。

「結局、何か買うのかよ」「そんなあっさり決めるな」「大事な貯金なんだ」そんな声が聞こえてきそうですが、この『個人向け国債』は途中で解約しない限り減らない元本保証(買ったお金はそのまま戻ってくる)だそうです。

「元本保証の理由」「途中で解約しない限り」の意味と、「国債と定期預金の違い」を説明します。

安全な元本保証の理由

国が保証してくれるから、お金は減りません。だから銀行に預けているよりは安全です。

国と銀行で先に潰れるのはどちらかと言うと銀行です。

ただし、日本が戦争で他の国に占拠されたり、財政破綻で返金できないと言ってくる可能性もありますが、その時には銀行も潰れてあなたも私も資産運用どころの状況ではなくなっているはずです。

日本国籍とは

日本国債は国の債券。これを買うとあなたが日本にお金を貸したことになる。

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変動金利型10年満期 国債のイメージ

国債を買う事は日本にお金を貸す事で国が財政破綻したり、革命や戦争で負けるとかのものすごく悪いことが起きるような、まず起きない事のリスクを負う代わり10年後に日本が買ったお金より少し多くお金を返してくれること。

変動金利型とは 国債と定期預金の違い

資産運用

変動金利型10年満期のタイプはいま(2020/05/22)だったら、10年もので0.3%くらいの利回り。

みずほ銀行がだいたい0.12%くらいなので銀行に10年預けるくらいなら、そのお金で国債を買う方が得をする。

いまは金利が低いのでさほど差はないけど、今後銀行の金利が上がった場合は国債の金利も上がるようになっている。これが変動金利型の仕組みです。

考える

なぜ、得して安全なのにみんなやらないの?

それは知らないから。携帯電話の料金プランを見直せば携帯代も得する事がありますよね。それと同じで知ってるだけで得する事がたくさんあります。
だから金融知識はまず知っておく事が大切です。

途中で解約しない限りって?

変動金利型10年満期だったら10年満期なので10年間おろせないんじゃないの?と思っていましたが、2年目以降は換金可能でした。

国債を購入後の最初の1年だけはおろせないが、それ以降は過去二回分(1年間)の金利を払えば換金できます。

下の図に記載の通り、急にお金が必要になっても元本には影響しない。

下の図でいうグレー分の金利が引かれます。

最初から10年以上使わない、安全に運用したい金額で購入すれば気にしないで大丈夫です。

国債受け取り

今後もそんなに勉強する気ないけど、お金の運用しても大丈夫でしょうか?

大丈夫です。最低限のポイントだけ学んで、ベストな方法を選べば大丈夫です。そうすれば「銀行の金利」より5%くらいの利回りを目指せる。そのためにする事はプロがやっている事と同じです。なので私のように楽して運用したい方にお勧めします。

日本経済ってどのくらいやばいの?

日本国債ってのは日本の借金なんですよね?そんなの買って大丈夫かどうか。日本は借金が1000兆円もあるから借金が返せなくなるみたいなニュースもある。ギリシャのように国も破綻することもあるのではなないか。東大の教授に聞いてみました。

その答えは『ギリシャとは状況が違う』だそうです。

そもそもギリシャはまだ破綻していないし、破綻しそうになっただけでギリシャの場合は他国からお金を借りていたし、通貨がユーロなので、お金を印刷する事ができなかった。

それに対し日本は国債の買い手のほとんどが日本国民です。なのでもし日本が国債の借金を返せなくなったらお金を印刷して国民に返済する事ができます。

リーマンショックで金融市場が混乱した時

リーマンショックで世界の金融市場が大変な時に世界の投資家たちが安全資産として買ったのが「円」だったのは事実です。なので日本は他の国に比べて安定していると言える。

もちろん「日本国債が絶対安全だ」と言えないけど、日本経済が崩壊するのはかなり先と考えていい。日本の経済破綻や中国と戦争になるなどのニュースはただの煽りで騙されないでください。

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中間のまとめ

  • 買うのは「変動金利10年満期」
  • 日本は多額の借金をしているが国の財政が破綻する可能性は極めて低い
  • 個人向け国債なら、元本保証だから途中解約しない限り元本が減る事はない
  • 財政破綻などのニュースに動揺して怪しい金融商品に近づかないようにする

銀行には近づいてはいけない

お金を正しく運用するなら銀行に近づいてはいけない。銀行の仕事はお金持ちには投資させて手数料をもらう。貧乏人には借金をさせて金利をもらう。この2つが主な収入源です。特に悲しいのが退職金がでた高齢者が銀行員の言うままに投資信託を始めてしまう。

銀行の窓口で買うものはありません。唯一の例外が先ほど教えた個人向け国債だけです。もし銀行で個人向け国債を買えばこう言われます。「日本はかなりの借金をしているのに日本国債でいいのですか?」と不安を煽ってきます。国債は銀行の儲けが少ないから、客が得をするもので無く銀行が得する商品を売ろうとする。

銀行の無料相談窓口は羊の皮を被った狼です。窓口担当の高収入職員の給料はどこから出るのでしょうか?それは騙された人たち財布から支払われています。

チャート

とにかく、銀行員は給料が高い。しかも店舗の維持費もあるので手数料が割高だそうです。なので国債を購入するのは、ネット証券の一択になるそうです。

これは、家電も店舗で買うよりネットで型番を検索し、安い物を買う方が安いのと同じです。

ネット証券の選び方

ネット証券の選び方は、2つの条件が一番良いところをを選んでください。1番は取引手数料が安い。2番は商品の種類が多い。毎日取引をする人はスマホ対応や夜間取引ができるのかなど、確認する条件が多くなるが、私のようにほったらかしにしたい人は年に数回の取引するくらいなので、そんなに気にする事はないです。

お勧めはSBI証券、楽天証券などの大手であれば問題なし。大手であれば手数料はほとんど同じで、口座を開くのは無料です。なので、買うべき商品があれば大丈夫です。買うべき商品についてはこの後で説明しますが、SBIと楽天どちらも取り扱っています。口座を開く際に「NISA」も一緒に作るべきです。

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1万だけでも資産運用をすると勉強になる

口座ができたら、資産運用のスタートです。ですが、お金や経済のこととかよく分かってないし、いきなり数十万、数百万を使うのは怖い。自分に最適な投資額を決めたら、一括で買ってしまうのが手数料の観点から割安になりますが、怖い人はまずは1万で体験してみると良いです。 商品によるが、1万で資産運用を始めてすべて無くなる事はまずないです。仮に2000円増えたり、2000円減ったりしても2000円でお金のことを学べるなら安いです。
innovation

お金のことは勉強したり人に教わるより、実際に運用してみて「資産運用とは」が理解できるようになります。

私も教授や経済学者達に聞いた方法でとりあえず、資産運用してみる事で経済系ニュースに興味を持ち、価値の上げ下げの原因を考えるようになりました。本格的に資産運用しなくても、少しだけ試してみる事は自分への投資になるのではないでしょうか。

人類最大の発明、複利

お金を投資し増やしていく上で大切な事があるそうです。 その大切な事とは『複利を上手に使う』です。アインシュタインが『人類最大の発明は複利』と言っているように、素晴らしい仕組みです。 まず、金利の種類に『単利』と『複利』があります。 仮に+5%の利回りで100万円を20年間運用したとする。下の図で単利と複利の違いを説明します。

20年間 100万円を5%の単利で運用した場合

20年間100万円「+5%」の利回りで単利のみの運用をした場合は下の図のように 毎年5万円もらえるので増えるお金は「5万円×20年=100万円」の利益となります。
単利

20年間 100万円を5%の複利で運用した場合

同じ条件の資産を複利で運用した場合は、単利を次の年の元本に追加するので「+5%」の利益が毎年増えます。なので、20年継続すれば金利だけで「165万」の利益となります。 下の図では単利のみに比べて65万も多い。
複利
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これが仮に元本1000万だとしたら?

20年後に単利と複利で650万円違うことになります。複利だと運用するお金が増えていくので、どんどん利益が大きくなっていく。だから、複利で運用する金融商品を選んだ方がいい。

しっかりと運用すればお金は増えていく

ここで大切なのは増やしたお金をすぐおろしてしまうとなかなか元本は増えていかない。単利を資産運用の元本に追加する事で、運用する資産額を増やしていく事が大切なのです。

72の法則-資産が2倍になるまで-

72÷利率(%)=「資産が2倍になるまでの年数」

また複利に関して、覚えておくと便利な72の法則があります。72を「利率」で割ると『2倍になるまでのおおよそ年数』が算出できます。 例えば、利率5%運用の場合は72÷5=14.4(年) つまり500万円を「+5%」運用すれば14年後には1000万円になるということです。この法則は住宅ローンで借金をする場合にも利用できるので覚えておくと便利です
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国債を買ってみる

個人向け国債の種類は3種類。買うのは変動10年満期がお勧めです。理由と3種類の違いを説明します。
  • 固定3年型
  • 固定5年型
  • 変動10年型
変動と固定について、変動は銀行の金利に合わせて流通利回りが変動する。 固定は銀行の金利に合わせて流通利回りの変動がない。

将来、銀行の金利が上がったら?

国債の金利が0.3%で銀行金利が5%に上がったとする。その場合銀行に預けた方が得になってしまう。それを防ぐために変動型の場合は銀行の金利と連動するのでものすごく損することは少ない。なので変動型10年を選定しています。

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まとめ

  • 買うのは「変動金利10年満期」
  • 日本は多額の借金をしているが財政が破綻する可能性は極めて低い
  • 個人向け国債なら、元本保証だから途中解約しない限り元本が減る事はない
  • 財政破綻などのニュースに動揺して怪しい金融商品に近づかないようにする
  • 複利は雪だるま式に増えていく
  • お金を運用する時は途中でおろさずずっと持っておく事が基本
  • 2倍になるまでのおおよその年数がわかる「72の法則」を覚えておくと便利
  • 個人向け国債は最初の1年おろせないが、それ以降は過去2回の金利を払えばおろせる。
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