金属結合
金属結合とは
金属元素同士の結合を金属結合と呼ぶ。金属元素は、価電子が少ないため電子を放出して陽イオンになりやすい元素である。そんな金属元素同士が出会うと、お互いに高速で電子を放出し合う。その結果、電子が自由電子として金属内を動きまわり、金属元素同士を結合させる。
自由電子が原子の周りを自由に動き回るhttp://www.bbc.co.uk/
5分ぐらいからが金属結合
金属結晶
金属結晶の性質
金属結合した金属元素を金属結晶と呼ぶ。自由電子を持っていることにより、金属結晶には次の性質が与えられている。
①金属光沢がある
②電気・熱をよく通す
自由電子が自由に動き回るので電気が通るhttp://www.bbc.co.uk/
③展性・延性がある
④融点の低いもの(水銀等)から高いものもまである
水銀は常温液体の金属
スポンサーリンク
結晶の種類と特徴
全てまとめると、結晶には4つの種類がある。共有結晶、分子結晶、イオン結晶、金属結晶である。
共有結晶(非金属元素の共有結合)
極めて硬い、融点が高く、電気は通さない。共有結晶(非金属元素の共有結合)はこの章で説明している。
分子結晶(分子間力)
やわらかく、融点が低く、電気は通さない。分子結晶(分子間力)はこの章で説明している。
イオン結晶(非金属元素と金属元素のイオン結合)
硬いが割れやすい。融点は高く、固体は電気を通さない。液体は通す。イオン結晶(非金属元素と金属元素のイオン結合)はこの章で説明している。
金属結晶(金属元素の金属結合)
やわらかいものから硬いものまである。 融点は低いものから高いものまである。電気は通す。