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  • 投稿カテゴリー:OS
  • 投稿の最終変更日:2025年2月1日

Docker開発環境構築ガイド:Webクリエイター&エンジニア必携!仮想化&コンテナ技術をWindows&Macで完全マスター



1. Dockerのアーキテクチャとは?

Dockerクライアントとサーバー(デーモン)

Dockerは、クライアント-サーバーシステムとして動作します。クライアントとサーバーが役割分担をしており、クライアントはコマンドを発行し、サーバー(Dockerデーモン)はそのリクエストに従ってコンテナを操作します。

  • Dockerクライアント: コマンドラインインターフェース(CLI)を使って、コンテナの管理を行います。コマンドを送ると、サーバーがそれを実行します。
  • Dockerサーバー(デーモン): クライアントからのリクエストを受け取り、実際にコンテナの作成・削除・管理を行います。

2. Dockerを始めるには?

Docker Desktopのインストール

最も簡単にDockerを使う方法は「Docker Desktop」をインストールすることです。Docker DesktopはWindowsとMac用に提供されており、直感的なGUIを提供するため、初心者でも簡単に操作できます。

インストール手順(共通)

  1. 公式サイトからダウンロード:
  2. インストール実行:
    • ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってインストールします。
  3. インストール後、Docker Desktopを起動:
    • インストールが完了したら、アプリケーションを起動します。タスクバーやメニューバーにDockerアイコンが表示されます。

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3. Docker Desktopの使用要件

Windowsの場合

  • バージョン: Windows 10 Pro または Enterprise。
  • **WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)**を有効にする必要があります。これにより、LinuxカーネルをWindows上で動作させることができます。
  • Hyper-Vと仮想マシンプラットフォームの有効化。

Macの場合

  • バージョン: macOS 10.14以降。
  • Appleシリコン(M1、M2チップ)のサポート: DockerはM1/M2チップをサポートしていますが、古いIntelチップとは設定が異なる場合があるので注意が必要です。

4. WindowsでのDockerインストール手順

WSL2の有効化

  1. 必要な機能を有効化:
    • PowerShell(管理者として実行)で以下のコマンドを実行して、WSLと仮想マシンプラットフォームを有効にします。 dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
  2. Linuxディストリビューションのインストール:
    • Microsoft Storeから「Ubuntu」などのLinuxディストリビューションをインストールします。
  3. WSL2にアップグレード:
    • 以下のコマンドで、WSL2を使用するように設定します。 wsl --set-default-version 2

Docker Desktopのインストール

  1. Docker Desktopをインストール:
  2. Docker Desktopの起動:
    • インストール後、タスクバーに表示されるDockerアイコンをクリックして起動します。

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5. MacでのDockerインストール手順

Docker Desktopのインストール

  1. 公式サイトからダウンロード:
  2. インストールの実行:
    • ダウンロードした.dmgファイルを開き、アプリケーションフォルダにドラッグしてインストールします。
  3. Docker Desktopの起動:
    • アプリケーションからDockerを起動し、メニューバーにDockerアイコンが表示されれば、正常にインストールされています。

6. Docker Desktopの使い方

主なタブの説明

Containers タブ

  • コンテナの管理: 実行中のコンテナを一覧表示し、起動、停止、削除などを行います。
    • 例: コンテナを停止するには「Stop」ボタンをクリックします。

Images タブ

  • イメージの管理: 作成済みのDockerイメージを表示し、新しいコンテナを作成する際に使用します。
    • 例: 新しいコンテナを作成するには、「Create」ボタンを押し、イメージを選択します。

Volumes タブ

  • ボリューム管理: データの永続化のために使用されるボリュームを管理します。コンテナが終了してもデータを保持したい場合に使用します。

設定メニュー

  • リソースの割り当て: Dockerが使用するCPUやメモリ、ディスク容量の設定を変更できます。
    • 例: Docker Desktopの設定メニューから、「Resources」を選択し、使用するメモリやCPUのコア数を調整します。

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7. Dockerコマンド操作

基本的なDockerコマンド

  1. コンテナの起動
    • コマンド: docker run -d -p 80:80 --name my-container nginx
    • 上記のコマンドで、nginxというWebサーバーをバックグラウンドで起動します。
  2. コンテナの停止
    • コマンド: docker stop my-container
  3. コンテナの削除
    • コマンド: docker rm my-container
  4. イメージの確認
    • コマンド: docker images
  5. コンテナの確認
    • コマンド: docker ps

これらの手順に従って、DockerをWindowsまたはMacにインストールし、基本的な操作を理解できるようになります。Dockerの活用により、仮想化やコンテナ技術を駆使して、効率的な開発環境を構築することができます。

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