【簡単】Macで安全なパスワードを作成する方法
Macで安全なパスワードを作成する方法はいくつかあります。本記事では、ターミナルを使った様々なパスワード生成方法を詳しく解説します。
1. OpenSSLを使ってランダムなパスワードを生成
OpenSSLを利用すると、簡単にランダムなパスワードを生成できます。
openssl rand -base64 16
このコマンドは 16バイト(約22文字)のランダムなパスワード を生成します。-base64
オプションにより、英数字と一部の記号が含まれたパスワードになります。
長さを指定してパスワードを生成
特定の文字数のパスワードを作成したい場合は、以下のように cut
コマンドを組み合わせます。
openssl rand -base64 32 | cut -c1-20
この例では 20文字のパスワード を作成します。
2. 英数字のみのパスワードを生成
記号を含まない英数字のパスワードを生成したい場合は、tr
コマンドを使用します。
LC_ALL=C tr -dc 'A-Za-z0-9' < /dev/urandom | head -c 16
このコマンドは 16文字の英数字のみのパスワード を生成します。特殊文字を含まないため、システムによっては利用しやすいパスワードになります。
3. pwgen を使ったパスワード生成
pwgen
を利用すると、簡単に複雑なパスワードを生成できます。ただし、macOS にはデフォルトでインストールされていないため、Homebrew を使用してインストールする必要があります。
pwgen
のインストール
brew install pwgen
pwgen
を使ったパスワード生成
pwgen -s 16 1
このコマンドは 16文字のセキュアなパスワード を生成します。-s
オプションを付けることで、より複雑なパスワードを作成できます。
4. uuidgen を使ったパスワード生成
uuidgen
を使うことで、UUID(Universally Unique Identifier)を利用したパスワードを作成できます。
uuidgen | tr -d '-' | cut -c1-16
このコマンドは UUID をベースにした16文字のパスワード を生成します。UUIDは元々一意の識別子を作成するためのものですが、パスワードとしても活用できます。
5. macOS の security コマンドを使ったパスワード生成
macOS には security
コマンドが組み込まれており、簡単にパスワードを生成できます(macOS 10.12以降)。
security generate-password -length 16
このコマンドで 16文字のランダムなパスワード を生成できます。長さを調整する場合は -length
オプションの数値を変更してください。
まとめ
方法 | コマンド | 特徴 | インストール要否 | 生成文字種 |
---|---|---|---|---|
OpenSSL | openssl rand -base64 16 | 高セキュリティでシンプル | 不要 | 英数字+一部記号 |
英数字のみ | `LC_ALL=C tr -dc ‘A-Za-z0-9’ < /dev/urandom | head -c 16` | 記号なしでシンプル | 不要 |
pwgen | pwgen -s 16 1 | Homebrewが必要、簡単に生成可能 | 必要(Homebrew) | 英数字+一部記号 |
uuidgen | `uuidgen | tr -d ‘-‘ | cut -c1-16` | UUIDベースの文字列 |
security | security generate-password -length 16 | macOSネイティブ対応 | 不要 | 英数字+記号(複雑) |
用途に応じて適切な方法を選び、強固なパスワードを作成しましょう!セキュリティの観点から、定期的にパスワードを変更することもおすすめします。
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